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死ぬのはアトピーが治ってからでもいいんじゃない?

これは実話ではなく、創作です。

小さい頃からみてた悪夢4 完結編

続きです。

 

ついに迎えた最後の日。

例によって、バリバリと魂を引き離されそうになりながらも…、なんとか逃げることができました。初めてのことです。

いつもはバリバリされてるところで、痛くて目が覚めてしまうのですが、その日はなぜか悪魔の手を振りほどけました。

それで、走って逃げようとすると、悪魔が言ったんです。

「次は…、次こそは必ず魂をもらう。…必ず。」

そこで目が覚めたのですが。(まるで映画みたいですね)

 

このセリフがですね、すごく怖かった。

というか、本気だなって思いました。本気でとりにきてる…って。

そう思ってしまうとですね、眠るのが怖くなるんですね。寝たら死ぬ…、訳じゃないですけど、寝て夢を見てしまったら死ぬかも…って。

だから、あまり熟睡できないように、しばらくは椅子に座って寝てたんです。二時間おきにアラームを鳴らしたりとか。あと、家族がいる時にソファで少し横になったりとか。

当たり前ですが、疲れはとれないし、しんどいんですが悪夢を見るよりはマシだと思って、けっこう長い間そんな風に寝てたと思います。(ぜんそくの時に座って寝ていたことがあったので変に慣れて抵抗感がなかったのかも)

病院で睡眠薬を貰うのはちょっと怖そうでしたし、こんな悪夢の話をするのも…、本当に困ってるんですが、なにから説明したらいいのか分かりませんし。

でも、これからずっとこんな風に寝るのも、やっぱりちょっと嫌じゃないですか。

 

それで色々調べた結果、また抱き枕に戻るんですね。

そういえば、小さい頃に抱き枕を使ってた時は、悪夢見なかったわ…って。

それで、昔の抱き枕はもう処分しちゃってたので、新しい抱き枕を買おうと色々ネットで探すのですが…。

今の抱き枕は、抱き枕本体もカバーも、すごい進化を遂げてるんですよね!

もうびっくりしちゃいました。

特に二次元キャラの抱き枕カバーのすごさには、本当にびっくりしました。

こんな世界があるなんて…。商品を見てるだけで、テンション上がっちゃいました。

(このへんから、もう悪魔のことなんて忘れてたかも…)

私は、アニメも漫画も好きですけど、特に好きなキャラというのは今までいなかったのですが(グッズを集めたりとかもしたことがないのですけど)、ある意味運命的に?丁度、その時期にどハマリしていたキャラがいたんですね。

それで、そのキャラの抱き枕カバー(約1万円)と、抱き枕本体(約1万円、A&J製)を買ってみました。(買うのを決断するのに、めちゃくちゃ勇気いりました。悪夢を見ていなかったら、買う勇気はなかったと思います)

(もしかしたら連日の寝不足のせいで、普通の判断ができなくなっていた可能性もあるけど。)

 

で、届くじゃないですか?

本体にカバーをするじゃないですか?

 

本当に馬鹿みたいな話なんだけど、まずその大きさに、テンションが上がりすぎちゃってね、もう、キャーってなっちゃって、なんか抱き枕の存在がもう抱き枕じゃないというか、輝かしいというかね。(魔よけの御札より絶対効果あると思う)

 

そして、触り心地もいいし、抱き心地もすごくいいんです。(お高いだけのことはある)

もう、うっとりするっていうか…、うっとりです

悪魔のことなんか吹っ飛ぶ感じ。

でも一応、眠る前にはこのキャラならきっと悪魔をやっつけてくれるはず、大丈夫!って、軽く自分に言い聞かせるんですが…。

でもでも、それ以上に抱き枕と眠るのが楽しみというか、ヤバイ、楽しい!すっごく、しあわせーって感じ。

小さい頃の抱き枕生活とは、また違った新たな抱き枕生活…、というか、

毎日眠るのが楽しみになったんですよね。

そのおかげで、それから悪夢は見ていません。

悪夢って、意外とテンションでどうにかなるものなのかもしれませんね。

 

それで、今の抱き枕の事をふと考えた時に、そもそもなんで私はこのキャラが好きだったんだろうって思ったんですよ。(別に、もう嫌いになったという訳じゃなくって、ちょっと落ち着いたというか、二次元キャラに執着した?のが初めてだったので、なんでだろうって…)

 

そしたらですね、このキャラが好きな理由は「自分を確実に殺してくれそうだから」好きだった、ってことに気付いたんですよ。(闇ですね)

まぁ、その他の要素も、もちろんあると思うのですが、二次元と言えども、自分のことをきちんと殺してくれそうな人ってなかなかいなかったんでしょうね。

でも、そんな理由でこのキャラが好きだったのか…、びっくり。

自分にびっくりだよ。

 

そして悪魔と、キャラのことを一緒に考えてみると分かったのですが、死ぬのと魂をとられることは、同じ事かと思っていたのですが、どうやら無意識では違っているんですね。

つまり、殺される(死ぬ)のはいいけど、魂をとられるのは嫌だったということです。

 

今は、この悪魔は悪魔じゃなくて、たぶん、魂そのものというか、そういう類のものだと思っています。

うまく言えないのですが、昔、知人にこういう話を聞いたことがあります。

食べ物を食べない子供がいてですね。どうして食べないのかと聞かれて、肉とかだけじゃなくて野菜とかも生きてるから、命だから嫌だっていうんですね。

でも、両親は子供の体が心配だから、無理やり食べさせるんですけど、それで、子供が親に向かって、この悪魔ー!って泣き叫ぶ、みたいなお話だったと思うんですが、うろ覚えですいません。元ネタもちょっとわかりませんが…。

 

それで、この夢の悪魔はきっとこういう類の話なんです。

食べるのがいいとか、悪いとかではなくて、何を食べるのかという事でもなくて、うまく説明できないのですが、多分こういう類のことなんですよ、きっと。

うまく説明できませんが…。

 

だからもう、私は悪夢は見ませんね。

 

今でも、抱き枕と抱き枕カバーは本当に買ってよかったものベスト3に入ってます。

世界が変わったと思う(笑)